西村麒麟 春夏句鑑賞 ぷつぷつと口から釘や初桜 西村麒麟 或る事柄への執着が深部に積もる身は容易に生きることも死ぬことも出来まい。その澱が一本ずつ、きれいな形で体外に出て、それが月光に鈍く光る地上の跡となって、月光を一人占めする桜よりも人目を…
西村麒麟 秋冬句鑑賞 盆棚の桃をうすうす見てゐたり西村麒麟艶めき発光するのは自分の光を知らぬもの上等な真の客体 (まめ) 踊子の妻が流れて行きにけり西村麒麟 妻の躍動を夫は傍観するしかない。彼女は彼のオフィーリアそしてモイラであるから。(まめ)…
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