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第12回いちご俳句会・例会(作品集)
糸瓜忌や子規の凭れる古机 のんき
吾にやどる言葉幾千天の川 麻耶
釣り糸に色深めゆく秋の海 つよし
夕風や提灯揺れる盆の月 のんき
手を振ればしゃんと歩けて終戦日 幸夫
世の隅に花火線香なる二人 つよし
プリズムの幻想の蒼い月といる 林達男
燕帰るアップルパイの酸っぱい悔恨 林達男
許されて客人のごと白秋夜 麻耶
門札は二世帯糸瓜棚二つ 幸夫
異国(とつくに)の王の足枷草の花 まめ
頬笑みにうちのめされて花野かな まめ
(第12回いちご俳句会・例会…2020.8.16〜8.23、
ブログ掲載句…のんき、麻耶、つよし、幸夫、林達男、まめ、)